Interview 05
メガバンクから転職し
3年。中堅として組織を
牽引する社員のやりがい
とは?
アライアンスチーム
T.K
「自分の手で価値を生み出すプロフェッショナルになりたい」と考えメガバンクから経営承継支援に転職
プロフィールをご紹介いただけますか。
アライアンスチームに所属しているT.Kです。2017年に新卒で大手都市銀行に入行し、約6年ほど法人営業のキャリアを積んできました。
でも、銀行でのキャリアって基本的にはゼネラリストを目指す道なんです。一定期間ごとに部署を異動しながら、幅広く業務を経験していく形です。
それはそれで素晴らしいと思いますが、手に職がついているような感覚を持てずに漠然とした不安も抱えていました。そんな中、自分の手で価値を生み出すプロフェッショナルになりたいと考えるようになったのが転職のきっかけでした。
もちろん、銀行内にもM&Aを担当するセクションはありますが、人気が高く狭き門で、ポジションが空くのを待つ必要があったんです。自分が希望するセクションに配属されるまで何年かかるかわからない状況でしたから、外の世界で実務に携わる道に進みたいと考え、M&A・事業承継業界を選択しました。
経営承継支援への入社を決めた理由はどこにありましたか。
M&A・事業承継業界への転職を希望したのは、銀行員時代に事業承継の課題を抱えている経営者の方々が非常に多いと肌で感じており、実際に事業承継に関するアドバイスやご提案をする機会もあったのが影響しました。
また、M&Aは市場が確実に大きくなっている成長分野であるのが明らかでしたし、銀行員として培ってきた「財務諸表を読む力」や「経営者と対等に渡り合う力」をそのまま活かせる業界だと考えて、自分のスキルセットをさらに高められるという確信もありました。
M&A・事業承継業界で経営承継支援を選んだのは、支援数への強いこだわりがある企業だったためです。支援数が多いので、若手や未経験者であっても現場に出て経験を積める土壌が非常にしっかりと整っていると入社前に感じていました。
そして、入社の決め手となったのは当時チームの中核として活躍されていた先輩社員の存在です。メガバンク出身でバックグラウンドが自分に近く、とてもクレバーな方だったので、面接でお会いした際に彼の下で働きたいと直感的に感じました。
「この人のようになりたい」「この人を目指したい」と素直に思えるロールモデルの存在が、入社の決定打となりましたね。もちろん、三井住友トラストグループである点も経営承継支援の魅力を構成していました。
M&A業界はどうしても「ギラギラしている」「弱肉強食」のイメージをもたれがちです。でも私は、もう少し落ち着いた環境で腰を据えてスキルを高めたいと考えていました。
経営承継支援は銀行系という背景もあって、誠実で落ち着いた社風です。また、一定の固定給が担保される制度も、未知の業界に挑戦する身としては安心材料になりました。
提携先との連携が主軸のアライアンスチームで紹介案件をメインミッションに活動
-アライアンスチームの業務内容を教えてください。
2023年1月に入社後は、買い手をメインで担当するチームに所属していました。具体的には買い手の探索から交渉、そしてクロージングにいたるまでの案件執行全般を担当するチームです。
2026年4月からアライアンスチームに籍を置き、提携先の金融機関や営業先との連携を主軸においた活動を担当しています。4名体制でチームリーダーが全案件のサポートを行いますが、中堅社員として自分もなるべく関与するように心がけています。
経営承継支援では案件の発掘であるソーシングからクロージングまでを一貫して行うチームもありますが、アライアンスチームは提携先から紹介を受けた案件の売り手側との折衝をメインミッションにしています。
売り手側との折衝を得意とする一方で、買い手側に対する案件執行の実務力には課題があると感じていますから、これまでの経験を活かしつつアライアンスチームとしての動きを加速させていきたいですね。
-1日の標準的な過ごし方をお話しいただけますか。
朝8時過ぎに出社し、19時過ぎくらいに退社するパターンが通常運転です。出社すると10時ごろまで資料作成や面談準備などのデスクワークに充て、その後は夕方までお客様への対応で、面談や電話、またご訪問させていただく時間にするよう心がけています。
夕方以降は再びオフィスで資料作りや翌日の準備を進め帰宅する流れです。日々のスケジュールを自分のペースで決められるのが経営承継支援の働き方における特長です。
一方で、自分でしっかりとゴールを見据えながらスケジュールを立てていかないと案件が前に進みませんから、自由がある分責任も重いと言えますね。買い手側・売り手側ともにM&Aは極秘事項であり非常にデリケートな決断を迫られる種類のタスクですから、先方の状況を最大限に慮り、綿密に予定を組んでいく必要もあります。大変なことではありますが、それがこの仕事の醍醐味だと思っています。
また、月に4回ほどは地方出張もしています。西日本は大阪事務所や福岡事務所がカバーしていますから、私の担当は北海道、東北、そして東海エリアです。
とはいえ、観光を楽しむ余裕はほとんどありません。出張先でもお客様からの電話が入ったり、異動の合間にオンラインで面談することもありますから、ランチで名物を食べるのが唯一の楽しみです。
経営承継支援の「人の温かさ」と「教育を惜しまない姿勢」は未経験者にとって最大の安心材料
M&A・事業承継未経験で入社して3年が経過しましたが、前職での経験が活きていると感じるのはどんな点でしょうか。
銀行時代の経験はすべてが役立っていると感じています。財務諸表を正確に読み解ける力は基礎体力として、異業種から入社した方よりも最初から一歩リードしている状態と言えます。
また、中小企業のオーナー様と直接対話して信頼関係を築いてきた経験も、経営者独特の悩みや言葉の裏にある想いを汲み取るのに役立ちました。銀行での経験は、M&Aの仲介業務において圧倒的なアドバンテージを発揮する、と思っています。
経営承継支援での仕事にどんなやりがいを感じていますか。
銀行員時代に比べると、確実に「地に足をつけて仕事できている」実感があります。というのも、銀行では良くも悪くも「お金」という切り口でしかお客様を見ていませんでした。
でも、M&A・事業承継は会社を丸ごと扱う仕事です。財務だけではなく、人事労務、法務、そして社長の想い。あらゆる要素を網羅して初めて、ディールが成立するんです。
視野が圧倒的に広がりましたし、自分の提案がダイレクトに結果に結びつく充実感があります。また、報酬面も魅力です。
自分の仕事の成果がダイレクトに賞与として跳ね返ってくる仕組みは、プロとして非常にやりがいを感じられます。銀行では、どんなに高い評価でも賞与が極端に増えたりはしませんでしたから。
経営承継支援のカルチャーについてお話し下さい。
他社のように「俺が俺が」の強烈な個人主義ではなく、組織として一丸となって成功を目指す雰囲気があり、チームプレー精神が根付いています。また、未経験で入社した私にとっては、教育体制が非常に手厚かったことも印象的でした。
最初は指導員として先輩がついてくださり、事前の打ち合わせから同行まで、徹底的にサポートしてくれたんです。入社してから半年はほぼ二人三脚で、1年ほどたってから徐々にフロントに立つようになり、先輩が裏方に回り支えてくれる体制に切り替わっていきました。
段階的に成長フェーズを移行できたので、不安を感じることなく業務を習得できました。M&A・事業承継は確かに厳しい世界ではありますが、経営承継支援に人を突き放すような冷たさはありません。
この「人の温かさ」や「教育を惜しまない姿勢」は、未経験者にとって最大の安心材料になると思います。
「成長したい」「プロとして価値高めたい」意欲あれば門戸は開かれている、ぜひ挑戦してほしい
経営承継支援で活躍できるのはどんなタイプの人材でしょうか。
何と言ってもまずはコミュニケーション能力の高い方です。経営者という百戦錬磨の方々と向き合うわけですから。相手の懐に飛び込み、信頼を勝ち取る力を持っているかどうかが重要です。
数字で語れるのも大切な要素です。M&Aは経営の極みですから「財務諸表が読めません」では通用しません。未経験なら、簿記を勉強したり財務知識を自ら習得する意欲は必須です。
マインドセットでは素直さが大事だと思います。未経験で入社したなら、失敗するのは当たり前です。自分を正当化せずアドバイスを吸収して改善できる人、挫折を知り泥臭く這い上がれる人。そんな「素直な強さ」を持つ方とぜひ一緒に働きたいですね。
最後に、M&A・事業承継業界に興味をお持ちの方に向けてメッセージをお願いします。
M&Aは「経営の総合格闘技」と呼ばれます。財務、法務、労務、そして人間心理とあらゆる知識が求められるハードな仕事だからです。
しかし、その分、成長スピードは飛躍的であり、他の分野の比ではありません。得られるスキルは一生使えますから、次のキャリアを考えるうえでも最強の武器となるはずです。
M&Aや事業承継の領域に特別な資格が必要なわけではありません。「成長したい」「プロとして価値を高めたい」という強い意欲さえあれば、門戸は開かれています。
楽な仕事ではありませんが、それを乗り越えて得られる景色は格別です。自分の可能性を信じて、ぜひこの世界に挑戦してみてください。
※取材時の部署・役職・氏名を記載しています。